たぬきサマー

ミニマリストだけどコスメ好き

紫外線を「おばあさん光線」スキンケアを「おクスリ」と呼ぶ君島十和子の『エレガンスバイブル』は老化に抗う力を与えてくれる

十和子について書きすぎかもしれない、

と思うのですが、

十和子の本、

『Elegance Bible(エレガンス・バイブル)』(君島十和子・著)

思いのほか熱かったので語らせてください。

 

君島十和子さんのあの外見から

おすましした美容語りだと思うじゃないですか?

 

たしかに2/3まではそうなのですが、

本も半分を超えたあたりから

十和子がギアを入れてくるんです。

 

康雄(CHICCAブランドクリエイター)ほどとは言わずとも

トワコも負けじとパンチラインを浴びせてくる。

 

 

 ファッションも『守りのコンサバ』ではなく

『攻めのコンサバ』を目指します。

 

 

に端を発し、後半

十和子節が炸裂しまくります。

 

「女性であること」は、生涯続いていくもの。

言ってみれば、一生「オンタイム」だということなのですから。

 

いつかどこかで、女であることを畳もう、と思っている私とは、覚悟が違います。

 

「これからのお嫁入り道具は、アートメイクと永久脱毛」

 

この本の発行が2002年です。

さすが十和子、気づくのがお早い。

 

私は自己ベスト状態の肌を思い描きながら、筋肉に「ここよ、ここ。

ここより下に下がってはだめ!」と言い聞かせ、

気合いでタルミを防ぐように努力しているのです。

 

もはや気合。オカルト。

 

手あれの原因と言われるお台所の作業で、最大のハンドケア効果を挙げるなんて

なんだか小気味いいと思いませんか?

 

 

自然とやってくるエイジングにきっちり対抗する

十和子の心意気を感じる名文です。

 

「おばあさんにはなりません!」と念じながら使うことが、

効果を最大に引き出すのだと思っています。

 

 

「早く老婆になりたい」と友人が漏らしたことを書いていたのは

『負け犬の遠吠え』の酒井順子女史ですが

真逆の考えにギャフンとなりました。

 

シュシュは酒井女史も大好きです。

 

紫外線のことを私は「おばあさん光線」と考えています。

 

悪者のことを悪く言うときも

「お」と敬称を忘れない十和子。

 

それでいて老化への抗いを感じる

これまた見るものを唸らせる一文です。

 

 妊娠・出産を機にもっときれいになろうという強い意思を持って、

ボディケアにはげむほうがトクだと思います。

 

 

産後6ヵ月から骨盤矯正に通うとGood、

という具体的なアドバイスも忘れない十和子。

 

我、いかにして”コスメおたく”となりしか

 

突然の古語法。

十和子のオチャメさんがにじみ出る一文です。

 

私も朝は忙しいので、長女に着替えの指示を出しながら、

「お母さんがおばあちゃんにならないように、おクスリつけまーす!」

と言って、10分で仕上げるようにしています。

 

 

十和子は30代半ばにして強固におばあちゃんにならない決意をしているのです。

 

ちなみに主人はその時間を

「おかあさんの、切った、はった」

と呼んでおります。

 

 

突然の明(十和子の旦那様)のパンチライン

当時、小学生未満だった長女ちゃんに、この明のウィットは

通じていたのでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか。

十和子がただのキレイなお嬢様でないことが

伝わったでしょうか。

 

十和子はご自身でもおっしゃっていますが

守りキャラではございません。

 

美の戦闘民族にございます。

 

言うなればスーパーサイヤ人なのです。

いたって美と老化に対して好戦的なのです。

 

パワー溢れるこの一冊は

十和子の面白さがさく裂しております。

 

私も美は守りなどではない、

戦いなのだ、と

その好戦的な姿勢を忘れないようにしたい所存です。

 

康雄のパンチラインについてはこちら。

 

miniroom.hatenablog.com