たぬきサマー

ミニマリストだけどコスメ好き

【子供の毎日は楽しいのだという編集者と子供のプロレス】少女だって魅了されるライフハック【それを突き返すまさかの小冊子】

ライフハックが大好きです。

最近のライフハック

「良い毛抜きは眉毛からではなく指毛から使おう」

というものでしたが

しょうもなライフハックからしょうもなくないライフハックまで

全部好きです。

 

指毛ライフハック記事

 

miniroom.hatenablog.com

 

 

私のライフハック好きは小学生にさかのぼります。

 

小学生て。

人生退屈すぎて死にそうだったんです。

 

漫画雑誌の付録に、小冊子がついてることあるじゃないですか?

その付録の小冊子に

「毎日を楽しくする方法!」

って特集が組まれてたんですよ…。

 

モテる方法でもなく、友達をつくる方法でもなく、

おまじないでもなく、

毎日を楽しくする方法…

 

衝撃が走りました。

 

漫画雑誌って、夢とときめきがある毎日を前提に作られていますよね。

 

さらに、どういうわけか、

読者のこっちも、夢のあるわくわくの毎日を送っている

っていうテイできますよね。

 

抽選ページでは、

「お友達とこんな遊びしよう!」

って提案してくるし。

 

付録では

「お友達にこの便せんで手紙を書こう!」

ってアシストしてくるし。

 

あーもう待って待って。そういうんじゃない。

私そういう類の人間じゃないから、ってなるんですけど。

なんでそんな前向きな友達がいること前提なんだ。

堪忍よ!

 

まあでも、雑誌ってそういうものじゃないですか。

 

編集者さんもわかってて、こっちを楽しい少女として接しているのだな…と

思ってたんです。

 

そういうプロレスが雑誌なんだと。

 

大人同士の付き合いだって、

相手をモテる人として扱ったほうが

ものごとはスムーズなんです。

 

編集者さんも、子供を充実した人間として接してくれること込みの

お仕事なのでしょう。

 

なのに、

「読者の毎日は、楽しくなる方法を提示されないといけないくらい

楽しくないのだ」と

急に突き付けてくるんですもん。

「毎日を楽しくする方法」という特集でもって。

 

楽しかったらこんな特集いらないもんね。

 

腰ぬかしたよね。

こっちがおもんない毎日送ってるというのを

見抜かれているという事実に…。

 

そしてさ。

 

つまらない毎日をどうにかするっていうのは

大人になってからすることじゃないのだというのが

衝撃だったよね。

子供だってどうにかしていいし、

どうにかしたいと思っていい。

 

子供の毎日だって

むしろ下手すると大人の毎日よりも

遥かにつまらないけど、

楽しいですよって顔するのが子供のつとめだと

信じてたんですよ。

 

なんか怒られそうで。

大人は子供が楽しく過ごすことを期待してるし。

堪忍~。

 

でも大人は子供は楽しいと信じてて

子供も楽しいふりをするというその不文律を

この小冊子は破ってきたぞ…

 

普通につまらない毎日を送っていた私は

その特集を何回も何回も読みました。

 

思いだすだけで当時の退屈さにからめとられてしまいそうになるくらい

何回も読んだのです。

 

「これを実践すれば、私の退屈はどうにかなる」

 

その高揚感は今でも忘れられません。

 

その特集は、

子供の毎日だって普通に退屈だし、

子供だってその退屈をどうにかしていい

そしてどうにかするときの胸の高鳴り

を私に教えてくれたのです。

 

このときに私のライフハック好きは始まったのかもしれません。

 

でも内容はぎりぎり実行不可能なもので

「それができないから退屈なのでは…」

といったものが大半でした。

 

裏切るなよ。

 

このとき私は、再現性のなさを憎むようになりました。

 

で1個だけできるものがあったんです。

 

それは…

 

いつもと枕の位置を逆にする。

 

ダダーン。

 

いつもと枕の位置を逆にする!!

 

あわれ小学生の私、

枕をせっせと逆にして眠っておりました…。

 

北枕じゃないことを祈りながら…。

 

楽しくなんてなかったよ!!!

 

私は再現性のなさを憎みます。

大事なことなので2回言いました。

 

room.rakuten.co.jp