暗くなるかな、と思いまして、書こうかどうか悩みもしたのですが、
どなたかのヒントになるかもしれない、と思い、書こうと思います。
自分がむちゃ食い障害だったんだと気づいて楽になったお話です。
私はホントに中肉中背です。
スリムさんでもないし、かといって、適正体重も越えたのは本当に一度だけ。それもすぐ戻りました。
スタイルの悪い下半身太りのモブなスタイルをしております。
マブいんじゃない。モブい。
嘔吐もチューイングもしたことがないですし、極端に細くも太くもなくて、
だから私は食欲が旺盛で食に異常に執着のある、我慢のできないダメな奴。
って思ってたんですよ。まさか障害だとは思ってもみませんでした。
普段は大丈夫なんですが、ストレスがかかったとき、信じられないくらい食べてしまうんです。つまりストレスのコントロールが下手なんですよね。
またストレスをためやすい性格でもあると思います。自己主張ができないんですよ。自己肯定感が正しく育っていないからだと今はわかります。
お腹いっぱいなのに尚食べてしまうことに、自己嫌悪は当然あります。でも止められないんです。食べることでしかストレスが解消できない。本当はほっそり体型が好きなのに、理性が一切効かない。
なんって美から遠いヤツだと思ってました。
ただの理性が外れた根性のないダサイヤツ。そういう自認です。
中肉中背がとにかく嫌で、どうにか痩せようとするんですが、
体質的に筋肉もつきづらく、運動も苦手。
それでいて、いつも食べることで頭がいっぱい。
とにかく痩せることに向いておらず、精一杯がんばっても、スペック110。
軽い気持ちでスペック110なら素晴らしいと思います。
でも私は違う。限界まで自分を追い込んでスペック110なんですよ。
だから、いっつも自分を責めてました。
食欲のある自分も、垢ぬけない体も恥でしかありません。おおげさではなくそうなんです。
こんなこと考えてる時点で、かなり追い詰められていますよね。
でも、女性なら、体型が気になって当たり前、と愚かにも信じてる自分がいました。
全然当然じゃないし、女性なら…というのもおかしい。
なのに、この苦しみも普通だと思っていました。
本当はめちゃくちゃ苦しいのに、掘り下げもせず、
スタイルが悪くて悩んでる。
食欲が旺盛すぎて困ってる。
その程度でしか自分の症状を把握していなかったのです。
雑な理解が自分をどんどん追い込んでいるのだとも気づいていませんでした。
で、血糖コントロールが下手だからしょうがない、というところまではいきつきました。
くず粉スープなどの補食で、食欲は少しコントロールできてきました。
血糖コントロールのことを知るまで、本当にずっと食べていて、
ずるずる適正体重に近づいていきました。私のスタイルで適正体重は、ちょっと見た目にもふっくらしてしまいます。
昔は、体重が増えても糖質制限などでちょっと頑張れば戻せました。
でもこのときは、全然戻せませんでした。
食欲がやむ気配がなかったのです。
このまま食欲が止まらなかったらどうなるのだろう、と本当に怖い思いをしました。
だから血糖コントロールを知れたときは本当に救われました。
自分はいやしい人間ではなかった…と自分を責める気持ちが収まりましたし、これ以上体重が増えるのを止められることに、心から安堵しました。
でもやっぱり食欲が爆発してしまう。
体の問題もあるとして…本当にそれだけなのかな?
なんとなくですが、他にもアプローチすべきところがあるような気がしたのです。
血糖コントロールのことも探す中で、もう一つ私は答えを見つけます。
非嘔吐の過食行動というのがある。
これはステップあやさんという方のブログを見て知りました。
そして、私の症状はむちゃ食い障害という状態なんだ、ということも知りました。
むちゃ食い障害による、非嘔吐の過食行動。まさに私の状態を言い表した言葉でした。
めちゃくちゃびっくりしましたね。
過食といえば、私の浅い知識では、嘔吐が伴うものだと思っていたからです。
だからこそめちゃくちゃ食べていても、食欲に支配されていても、
自分は過食じゃないと思っていたのです。
暴飲暴食の類であり、過食とは違ったものだと勝手にカテゴライズしていました。
ダイエットでお金をもらっている方ですら、過食は嘔吐が伴うものだと信じている方がいらっしゃいました。
素人の私がそう思いこんでても不思議はないとも言えそうです。
でも、そうだよ。
ここまで食べることに執着して、止められなくて、苦しくて。
なんらかの症状に決まってんじゃんか…と。
ただの根性ナシの卑しいやつ、というところから、
症状に名前がついて
心からほっとしました。
二回目のほっです。
食欲が自分の欲望ではなく、体質的なことであること。
自分の今の苦しさに名前がついていること。
このふたつが揃って、私はようやく自分を受け入れる準備ができたのです。
過食じゃない、自分を正常だと思っていたからこそ
私は自分を責めていたのです。
でも違うじゃん…。
ちゃんと、心も体も立て直してあげなきゃいけない案件なんじゃん…。
症状に名前をつけることには賛否あるかと思います。
でも自分の場合は症状に名前がついたことで肩の力が抜けました。
私がすべきことは
食欲に振り回されるショボイ自分を責めることじゃない。
過食行動を取っちゃう自分をケアしてあげることなんだ。
それは血糖コントロールであったり、心を大切に扱うことであったりします。
そう考えるだけで楽になれたんですよ。
皮肉にも、私は、自分が過食に走るたび、心のケアじゃなくて
「なんで食べちゃうの! スタイル悪くなるよ!」と更なるストレスをかけていたんです。
そしてストレスでますます食べてしまうというスパイラルに陥っていたのです。
これをやめることで、ひとつスパイラルを断ち切れますから、この気づきは大きかったです。
で、私の場合、非嘔吐でしたし、体重自体は正常値。
それなりにメンタルクリニックも通い、醜形恐怖のクリニックも行ったりしていた経験から
病院に通うことではなく、しっかり自分の性格や行動を観察して、適切にケアをすることが大切だと判断しました。
症状によっては、もちろんきっちり病院にかかられることを検討して頂きたいです。
あくまで私の場合です。
お医者さんは、細かい心のケアや、私がどういったときに過食行動をとるのか、見てくれはしません。
しかし、それこそが大事でキモだと感じたので、
私はそこを頑張ることにしました。
そうやって、私は、本気で自己肯定感に取り組んだり、自分がナメられるような行動を観察して変えていったり、自分にストレスがかからないコミュニケーションを本気で考えたり、生活面を見直したり、本当に細かいことを取り逃さないよう行動するようになりました。
具体的な行動については、別途さまざまな探求から生まれたものですが、
それをしっかりやれたのは、非嘔吐の過食行動という症状やむちゃ食い障害という名前を知ることができたからです。
ここをしっかり見つめたことによって、私はどんどん心身ともに健康になることを考えられるようになりました。
また、前向きな気持ちでファスティングにも再挑戦することができました。
この本がなかったら、ファスティングしてても、いっつも食べ物で頭がいっぱいでツライだけだったと思います。
全然気持ち良さを味わえなくて失敗してまた自己肯定感を下げてたんじゃないでしょうか。
だから、今、食べることで苦しんでる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、ステップあやさんの本を読んで頂きたいです。
食欲が止められなくてつらい、というお話はとても聞きます。
でもそれは、根性がないからでしょうか。まして美意識が低いからでしょうか。
私は違うんじゃないか、と思っています。
私たちは知っています。
3万円の服より、3キロのダイエットだと。
欲望に負けるのはカッコ悪いことだと。
なのに、体が言うことを聞いてくれない。
それは自分のケア不足なんじゃないか、と思います。
自分を大事に、とか、自分を甘やかそう、なんてポエティックなことでは救われません。
私がそうです。
もっと具体的に、自分の心の癖を知って、対策をして、食に対しても適切なアプローチをする。
強引でパワフルなダイエットじゃなくて、まずはそこから取り組んでほしいと思います。
私は今ロングファスティングをしていて、とっても元気になりました。
でもそれはこの本を実践したからこそです。
病院に行かれている方は、私が何か言えることはないのですが(素人ですので)
病院いこうか迷ってる…とか、
病気とは思わないけれど食欲と体型のことで心が苦しい、と思ってる方
一度読んで絶対損はないと思います。
今回あんまり構成とか全然上手じゃないなあ…ごめんなさい…!
とりあえずこれを書かないことには、先に進めなくて…。
それくらい、私の美容と健康の礎になっているのです。
どこかのタイミングで、構成し直せればいいなと思います。
だいたいの内容は同じです。
中肉中背が嫌。
痩せたいのに食べ過ぎてしまう。
ストレスに弱い。
自分を責めてしまう。
非嘔吐の過食行動とむちゃ食い障害を知る。
自分を責めるのをやめてケアに励む。
心身ともに健康になる方法を見つけられるようになる。
骨子はこちらのままだと思います。
また専門家ではないので、むちゃ食い障害や非嘔吐の過食行動など、正しく言葉が扱えたかわかりません。
このあたりは、素人の体験記だと思って、読んでくださると幸いです。
私自身も、人様の体験記で救われましたので、書かせて頂きました。
あと本当に、症状に心配がある方は、すぐに病院を探してください。
私自身、たくさんの民間療法を試しはしますが、すぐに病院で検査もしています。
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