１個ちょっと自慢がありまして。
友だちが素敵。なんですね。私。
私、生粋の友だち富豪などではありません。
むしろ平均よりもずっと友だち少ない友だち氷河期が長かったので、
お友だちがいてくれて、更に素敵という事実のありがたみは、身に染みているつもりです。
この画像の悲哀すごない！？
今も数が多いわけではないけれど、本当に素敵な人に囲まれている。
先日遊んだ後輩も自慢の存在のひとり。
大学時代からのお付き合いで、昔っからなぜか誘ってくれるんですよね。
彼女はお友だちが多いのに、うれしいことだね。
で、まあ、毎回めちゃくちゃ楽しいわけですよ。
大爆笑して帰ってくる。
毎回、４～６時間しゃべりっぱなし。
趣味や環境が似てるからたくさんおしゃべりできるのか？ といったら、そうじゃないんですよ。
後輩は、お子さんがいらっしゃるし、立派なところにお勤めだし、
漫画が好きってわけでもない。
環境も趣味も違う。
なのに毎回楽しいの。
そりゃ後輩は頭が良く、気が付く子なので楽しいわけだけれど、
それだけで会話が楽しい、とはならないですよね。
だから、この楽しいの秘訣を探りたいな～と思って深堀しました。
そこで気づきました。
いい人ぶらないんだ。
彼女は。
彼女が話してくれるのは、身の回りで起きた珍事件や
クセツヨな人々の生きざまなんですけれど。
まあ、まず大前提として
悪口や嘲笑までは絶対いかない。
容姿やその他、本人でどうしようもない部分での揚げ足取り的なことは絶対絶対言わない。
聞いたことがない。
「こうしたらいいのに」という分析や勝手なコンサルもしない。
他人様の生き様だからね。上から目線でいじって弄んだりしないんだ。
でさ。正直、悪口って、面白いじゃん。
聞いてて。
（私は一身上の都合により悪口を言わない主義なんですけれど
聞いてて面白くないのかって言ったら、面白くないって答えられるほど聖人君子では全然ないんだよ）
でも、同時に胸が痛くなる。
気分も沈んじゃうよね。
これって大半の人がそうかなって思うんだよ。
でも後輩のは、悪口じゃないから。
どうしようない部分を話題にしないから。
上から目線のコンサルもしないから。
ぜんっぜん胸が痛くないんだよね。
「凄い人がいるね！？」で終わる。
でね。
更に言うなら。
「まあ、悪い人じゃないんですけれどね」
って絶対言わない！！！！
書いてて気づいたんだけれど、私
「悪い人じゃないんですけれどね」って言う人、
苦手なんですよ。
これ言う人、実はめちゃくちゃマウント気質もってる人だな、って思ってる。し。
最初から言うなよ。
って思う。
これ言う人ってたいてい、
悪口いってるわけじゃん。
そもそも悪口を言うな、って話だし。
聞き手に悪口に取られる前にセーブしとけ、って話だし。
そもそもだけれどさ。
悪口言うってことは、多少なりともヒドイ目に遭わされたんだよね？？？
なのに、「悪い人じゃない」って何事？
悪い人じゃん。
あなたが、悪い人じゃないって注釈つけないと悪口って思われる程度のことを
他人にまき散らさなきゃやってけない状態にさせてんだから。
悪い人じゃなくて、何なんだ？？？
で、こういう人って、こっちが同情して
「酷いね」
「もう付き合うのやめなよ」
「最低じゃん」
って言うと
「でも悪い人じゃないんだけれどね」
ってハシゴはずすわけ。
こっちを悪者にして、
自分はいい人ゾーンへ以降しようとするわけ。
話聞いて、心を砕いたこちらに
馬鹿を見させてくる。
「悪い人じゃないんだけれどね」って注釈つけなきゃいけないほどの
悪口を言ってしまうほど
被害受けて。
いったんウサ晴らししたくて。
友だちにまき散らして。
で、受け取ってもらっておいて、お礼も言わず、自分はいい人ゾーンへいく…。
結構、最低な行いじゃないか…？？？
まあでもわかりますよ。
仕事とかで、さくっと縁を切れなくて。
友だちに愚痴のひとつも言わなきゃやってらんない、ってことは多々ありますよ。
でも！ じゃあ！
「悪い人じゃないんだけれどね」
はやめろ！！！
って思うワケですよ。
ちゃんと悪口言ってる自覚を持て！
そしてちゃんと悪口を言え！！！
「ギタギタに悪口言ってしまった。
でもやってられなかった。
聞いてくれてありがとう」
そういう人のほうがよほど信用できます。
っていうか、お礼言う前に
「悪い人じゃないんだけれどね」
ってなんやねん。
悪い人じゃないなら、その人本人に、その愚痴ぶちまければよかったじゃん。
それができない程度に悪い人なんじゃん。
で、悪口言う相手は、その人よりはいい人で、優しくしてくれてる存在なわけでしょう。
悪口いいたい人をかばうカロリーあるなら
受け止めてくれた人への礼節を欠かさないのが先じゃないのか？
プライオリティ死んでない？
悪い人じゃないんだけれどね、って言う人は
マウント気質なんだと思います。
自覚ないだけで。
「こんだけ嫌な目にあわされて
あなたたちが酷い人認定して悪く言っても
私は悪い人じゃないって言える大人なの」
ってやりたいわけでしょう。
冗談じゃないよ。
私は本当にこれされると腹が立つのですが
手口が巧妙なので、何度か食らっちゃうわけです。
一発で避けられる・用心できるようになるとか
そんなカッコイイ頭脳持ってません。
トホホン。
でもね。
何回もやられたら。
もうこの人に同情はしない。
って決めてます。
決めてるよ。
嫌いになったり、疎遠にするとかは全然ない。
人間だれでも欠点がある。
私は人よりきっと欠点も多かろう。
なんとなく許してもらってるだけで。
でも、「悪い人じゃない」って言う人のマウント気質をスルーはしません。
「お、今日もマウントか」って思います。
同情もしません。「悪い人だね！」も言ってあげません。
自衛を優先します。
プライオリティ間違える、思考力のない人認定もします。
礼節がない人とも思います。
自分を大切にしてくれる人を、大切にすることが、自分を大切にするということ。
これを守れない人と関わるとトラブルに巻き込まれるので遠巻きにしたほうがいいかもな、とも思います。
そうなってっちゃいます。
でも自衛なんてしたくないんだよな。
面倒じゃん。
「悪い人じゃない」
っていつの間にか、「いい人ハック」として浸透したきらいがあるけれど、
その実、他人が不快な思いをして自分が安全圏にいる極めて卑怯なハックであって、
信用は削れていってると思ってるんですよね。
「悪い人じゃないんだよ」って言える気遣いのある人を信用できないなんて
私って悪いやつなのかな…って思わせるところも巧妙だよね。
信用できなくて当たり前なのにね。
聞き手にとって大損・やる方は大得の「悪い人じゃない」ハックですが
「悪い人じゃない」って言うことで、自分はストレス解消できて安全圏に逃げられるってわかっていながら
それでも「悪い人じゃない」を使わない人って、実は凄い人間だというのを書きたい。
「悪い人じゃないんですよお」を使わなくていいということは、
悪口をいわなきゃやってられない、って状況に追い詰められていないということ。
「悪い人じゃないんですよお」ってつけないとヤバイやつから
キョリを取ってる。
他人から被害を受けないから、悪口を言う必要がない。
悪口を言わないからエライんじゃない。
悪口いわなくてすむ状況にコントロールしてるのがエライ！
いい人ぶらない。
それはつまり、「悪い人じゃないんですよお」を言わないということ。
それは露悪的なトガったアティチュードのことなんかじゃない。
・そもそも本人にはどうしようもない部分などについては絶対口にしない上品さ
・他人から被害を受けないように立ち回り
悪口を言う状況におかれないよう気を付ける賢明さ
露悪とはむしろ真逆。
いい人ぶらない、とは、上品で賢明に生きている、ということ。
ただ楽しい時間であっても、人生が浮き彫りになっちゃう。
それが大人のおしゃべりタイム。
後輩のアティチュードを考察して、改めて凄いな～と思うことばかりでした。
見習わねば。
また年明け誘ってくれるようなので、楽しみです。
※「悪い人じゃないんだけれど…って私言うかも。私のことを書かれたのでは！？」と思う方が、万が一いらっしゃったら胸が痛いので念のため申しておきます。
このブログを見る可能性がある方の具体的エピソードっていうのは避けるようにしています。
類似の事例などあったとしても、短くない人生で「何回かこれあったんだよなあ…」ということを書いていたりして、一例のみを取り上げて書くことはしないようにしております。念のため…。
プラスのことはひとりの事例だったりもしますが、後輩は私のブログネームも知りません。ハイ。
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