プライドって効率悪いよね
なんだかふと思ったんです。
プライドって持っててもしょうがないなあ、って。
プライドに振り回される
私はめちゃくちゃプライドが高かったです。
ちょっとでも見下されたと思ったら
どれだけ長期にわたっても、その人より上になるべく努力します。
言い返したりしません。
こっそりひっそり努力するんです。
テマヒマめちゃくちゃかけます。
他人を傷つけるわけでもない。
努力によって自分のレベルも上がる。
いいことづくめじゃないか、くらに思ってたんです。
あながち間違いでもありません。けど…
でもね、そうしてるとやることが増えます。
他人にバカにされないために
時間と労力をめちゃくちゃ使うのです。
そうこうしてるうちに
本当にやりたかったことに時間をさけないばかりか
本当にやりたいことが見えにくくなってしまいます。
疲労で本当にしたいことへの意欲がかすんだりまで
します。
誰のための人生
体力も精神力も限界に近づくとようやく疑問に思いました。
あれ？
私の人生って他人に見せるためのものだっけ？
違うんじゃないの？
私がやりたいことをやるための人生じゃないの？？
でも、今の私は
他人に下に見られないことにばかり心血注いでる。
そして疲れちゃって
本当にやりたいことに体力も気力も使えないでいる。
プライドって…プライドって…
持ってても効率悪いだけじゃないかーーーーー！！！
凡人ゆえのプライドの高さ
プライドなんてゴミの日にポイ
なんてことは、偉い人はみんな言っていることです。
でも捨てられるわけないじゃないと私は思っていました。
自分を凡人だと思っていたからです。
天才だから、プライドなんて捨ててもやっていけるんでしょう？
花が咲くと分かっているから、一時的にプライドを捨てた状態になっても
怖くないんでしょう？
私は違うよ。
凡人なんだから、必死で自分を守らなきゃいけないんだ。
プライドなんて捨てたら、本当に本当に普通になってしまう！
私は自分の凡庸さにおびえていたのです。
プライドが高いからこそ
めちゃくちゃに努力し、
なんとか人にバカにされないレベルを保っていられるのだ。
だから捨てられない。
プライドを捨てたら、私はきっと転がるように平均以下の人生を
歩んでしまう。
怖い怖い怖い。
でも本当に怖いのは
そうやって私は自分のたっかいプライドのために
時間と労力を費やし、ついに疲れてしまいました。
そして、疲れをいい訳にしている自分がいることに
気づいてしまいました。
疲れてるんだから、しょうがない。
努力の上の疲れだから許される。
そんなことを考えている自分がいたのです。
しょうがないってなんだ。
許されるってなんだ。
なにに許されようとしてるんだ？
結構答えは明確でした。
プライドに振り回される人生の一番のメリットは
一見人生を生ききっているように見えることです。
ゆえに
本当にやりたいことから逃げていても
許されてしまうのです。
でも気づいてしまった。
高いプライドは隠れ蓑だ。
やりたいことに全力で取り組むことへの
恐怖をカムフラージュするためのバリケードだ。
高いプライドを傷つけられたと言っては
ワーワー大騒ぎして
大変な努力をしていれば
本当にやりたいことから目を背けられたんだ。
あ、プライド、要らない
そこまで気づいたとき、
プライドを握り締めていた手が
ふっとゆるむのを感じました。
「こんなもの、人生の邪魔になるだけだ」
したいことだけシンプルに
本当に最初からこうすればよかったのです。
ひとめなど気にせず、本当にしたいことだけすればいい。
そう気づいたとき、心の中がめちゃくちゃ広くなるのを感じました。
色々なものでいつも重かった心が
ミニマリストなお部屋のようになったのです。
手を叩けば音が響きそうな勢いです。
本来の自分に戻れたようで
とてもほっとしています。
わけもなく涙がこぼれます。
どれだけ肩肘はって生きていたのか…。
このブログタイトルをつけたときは
シンプルではなかったのに
自分が思っている以上にシンプルになりました。
人生って不思議だなあ。
プライドの高い人へ
プライドって、自分が思ってる以上に
自分の心のメモリ食っちゃってるので
捨てちゃったほうが効率よくなりますよ。
個人的にはプライドを捨てちゃうの
オススメです。
プライド捨てるって言葉悪いか。
プライドを傷つけられないことを
人生の指針に干渉させないほうが
パフォーマンスいいですよ、
って言い方が近いかなあ。
