ライフハック系の有名どころは
一時期読み漁っていたこともあり
あえてもう手を出さないぞ、
と決めているところがあります。
でも一時期読み漁ってということは
まあ好きってことなんですよ。
で、誘惑に勝てず読んだのがこちら。
■内向型の生き方戦略
kindleのみで読めるようです。
読み放題でも読めます。
内向型人間、HSPについては
こちらの本で知って衝撃を受け、
自分を恥ずかしく思う心の回復におおいに貢献してくれました。
（どうでもいいですがこの表紙を見た友人が
「quietって！！」って突っ込んでて
帰国子女ってすごいなと感心した記憶があります）
で、「内向型人間の時代」一冊で
もう十分じゃないか、と思ったんですけどね。
やっぱり気になる内向型人間の本。
しかもハック系が好きだから、戦略とこられたら
もう弱いわけです。
新しい読書はなるべく避けると言っていたのに
このていたらく。
でも読んでしまうものはしょうがないので
読むと決めた以上、楽しんで集中することにします。
内向型人間の生き方戦略は、
戦略とは書いていますが
私は自分を知るのに最適な内容でした。
戦略というよりは解説書として非常に役立ったのです。
内向型人間の生き方戦略では、
内向型人間を境地開拓型、外向型人間を社会維持型と呼んでいます。
・社会維持型（外向的）な人間が
どうしてあんなに人のことを気にするのか
刺激を求めるのか
・内向型人間が、どうして集団生活で自尊心を折られることになるのか
・内向型人間がの長所である、刺激への敏感さ、
目的を見つけたらわきめもふらず努力できること、
ささいなことで幸せを感じられることが、
集団社会で上手く機能しないのは
社会維持型が勝つように社会ができているということ
・内向型人間には自由と夢中が必要だということ
これらのことがわかって
私は心底ほっとしました。
社会維持型の社会だから
色んな事がうまくまわらなかったんだなあ
自分が悪かったわけではないのだ
社会が自分に合うようにできていなかっただけなのだ
と。
「知ったからなんだよ」というご意見もあるかと思います。
私も驚いたのですが
この本を読んで、「じゃあこうしよう」
という気持ちがわかなかったんですよ。
私も30代ですから、
自分の処し方がわかってきたので
今さらこうしよう、と思えるものがなかったというのもあるんですけど。
ただ知ることが気持ち良かったんです。
知るというだけのことが
信じられないくらい癒しになりました。
癒されてないと、どこか日常に緊張が漂います。
30代の顔体力でも書いたんですけど
やっぱり緊張って良くないんですよ。
じゃあ緊張の何が良くないかっていうと、
原因を探してピリピリしてるからです。
「あのとき、上手くいかなかったのは
私が悪いのか
それともアイツか！？」
「何が悪かったんだ！？」
「どうしたら良くなったんだ！？」
その問いに答えがなければ
ずっと考え続けることになります。
それも、自分か他人か社会か、どれかを悪者にする問いですから
どうしたって心も体もこわばってしまうのです。
その緊張は、相手に良い印象を与えないと予想できます。
特別なときの緊張はプラスの作用もあるかもしれませんが
日常的な緊張はコミュニケーション上も顔体力上も
いいことがあまりありません。
ではどうやって癒すかというと
知ることしかない気がするんです。
過去の傷は取り消せません。
けれど、道理を知れば
不思議と癒されてしまうものだと感じます。
（私以上につらい体験をされた場合は
それは当てはまらないかもしれません。
力及ばずで申し訳ないです。
多少人様より嫌な目にあったな、くらいだと
当てはまるのかなと）
知るだけで緊張が解けるのだとしたら
知ることは大変意味があると感じます。
良書によって「自分を知る」という行為は
よいライフハックになる場合もあるんだなと感じます。
自分を知って癒されて、
癒し系女子ならぬ、
癒され済みの女子を目指すのはいかがでしょうか。
緊張がとけることで呼吸も深くなって、
顔が若返り
モテ寿命ガン伸びするかもしれません。
モテに帰結させてしまった…
でもモテなくったって
自分を知るってとても価値があるよ。
本当の意味で自分に優しいと
周りにもいい影響を与えるのだと感じます。
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