たぬきサマー

ミニマリストだけどコスメ好き

【怒られるのが嫌いでもこの怒られ方をされるのは幸運】天才のお怒りの内容【「できない」に舵を切らない】

私には才能のある友人がいます。

 

そして私は幸運なことに、いつもその友人に怒られています。

 

私は怒られるのが大嫌いです。

人一倍嫌いです。

 

なのに、どうしてその友人からのお叱りを幸運と呼ぶのか。

 

その怒りの内容に、いつもハッとさせられるからです。

 

私はいつも、彼女に当たり前のことを怒られています。

 

「その練習法じゃだめ」

「ひとりでできるようにならないとだめだよ」

「ちゃんとインプットしろ」

「引き出しがない」

 

どれもどこかで聞いたことがあるものばかりですが

ですがおろそかにしていたことばかりです。

 

一瞬ガーンとはなるんです。

 

でも、言ってもらって良かった、

言ってもらってなかったら落ちるところだったと

後から思うことばかりです。

 

そして友人のアドバイスに、私はいつも思うことがあります。

 

友人は私に

「なんでできないの」

「才能ないんだよ」

「不器用だから諦めなよ」

という類のことを言ったことが

一度もありません。

 

才能を一切持ち出さないのです。

 

私は友人に初めてアドバイスをもらったとき、

「才能ないからあきらめな」

と言われることを覚悟していました。

 

才能ない人に引導を渡されるのなら

納得する、とも思っていたのです。

 

でも友人はそうはしませんでした。

 

「上手くなっちゃえばいいんだよ」

と言いました。

 

上手さというのは才能がある特権階級にだけ許されたものだと思っていた当時の私は

驚きを隠せませんでした。

 

そして友人は、根気強く

その都度私に必要な

「当たり前のこと」を教えてくれました。

 

スキル不足だった人が、数年で大変なスキルを手に入れた例も

見せてくれました。

 

「だから、できるんだよ!」

しか言わないんです。

できる材料を提示してくれるんです。

 

私自身が私に匙を投げて

「不器用だから無理なんだよ! 本当に平均より手先が不器用なんだよ!」

と言っても

「甘えじゃい!」

と言ってくれました。

 

不器用も、才能のなさも、

全部、練習不足なのだと一蹴してくれました。

 

それは残酷なことのように見えて

私には優しさだったのです。

 

精神論に思われますでしょうか。

それでも、いざ、じゃあスキルアップしようと色々調べてみると、

天才は、天才なのに、毎日さらに努力を重ねていたのです。

私より全然アウトプットもインプットも、研究もされていました。

 

才能の差だってあるでしょう。

しかし、それ以前に圧倒的に私は時間を割いていなかったのです。

 

それは、才能才能と言っていた頃の私のままでは

たどり着けない真実でした。

 

不思議なもので、そのように考えを変えると、

天才たちの普段の積み重ねの情報が

どんどん入ってくるようになりました。

 

友人は、誰にでもこのようなアドバイスはしていないと思います。

きっと友人は相手を見て言っています。

会う人みんなに努力を強いているわけではきっとありません。

 

さらに、才能がある人に努力を提言するかというと

そうでもありません。

やる気がある人にだけ言うのです。

才能があっても、やる気がない人のことは、そっとしておくのです。

そこが本当に徹底している。

 

私が「諦めたくない」と思っていたから

彼女も私を諦めずにいてくれたのです。

 

だから、私を「元々才能ない人」と見て

アドバイスをしたりしません。

 

私が出来る人だから、言ってくれるのです。

 

「できない」方向に絶対舵を切らない。

 

それが凄いと思います。

 

私ですら、小学生の頃に、私の才能を見限っているというのに。

 

彼女は、努力さえすれば「ある程度」のところまでは

みんないけると信じているのです。

 

そりゃ天才とは違うかもしれませんが

彼女の言う「ある程度」は、相当高いところです。

 

その「ある程度」には、努力で行けると、彼女は早くから知っていたのでしょう。

 

そして彼女は言ってくれました。

 

「みんなアドバイスくれっていうけど、

それを真面目にやってるのは

お前くらいのもんだ」

 

なんと。

 

彼女のアドバイスのうまさは、私が知る中でトップクラスです。

 

それなのに、それをもらう幸運を享受しながら

無視する人が多い。

 

私はアドバイスされたら

絶対実行する、というのこと心に決めてはいましたが

それをより強固にしようと決意しました。

 

別の友人も「こうすればいい、というのをみんな聞かない。もう誰にも何も言わない」

とぼやいてました。

 

彼女もまた、人を成功に導くのがとても上手な人です。

スキル向上のカリキュラムを組むのも天才的です。

売ったら救われる人、たくさんいるだろうな…といつも思っています。

 

でも、聞けない人が大半なんです。

 

だから、尊敬できる人に出会えたとき、

アドバイスを120%実行することができたら

それだけで差をつけられるのではないかと思い、

私はアドバイスを愚直に実践しています。

 

簡単そうでいて、その実大半の人ができていないことをすると

成功に近づけるはずです。

 

あと、信頼も得られると思います。

 

アドバイスを聞くだけ聞いて実践しない人は

「前向きな姿勢」だけを見せたい

すこしずるい人なのだと思います。

 

アドバイスした側は、とても労力を使ってくれてます。

 

「アドバイスされる姿勢を見せた」という満足感のためとしては

全然見合わないんですよ…。

 

そこ、かなり行き違いがあると感じています。

 

アドバイスした側の労力に、ちゃんと見合うような行動をしていきたいと

いつも考えています。

 

でもまあ、私は、この友人に

「お前は人の言うこと素直に聞きすぎやねん!」

と言われているので

塩梅というのも大事だと申し添えさせてください。

 

ちょうどいいって難しいよね!

 

これまた才能ある友人のお叱りに

感謝…。

 

言われな気づけんのかい。

 

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