漫画とイラストと似顔絵は全部違う。
全部違うのに、漫画が描けるとイラストや似顔絵が描けると思われがちである。
なんならデザインもイケる、と思われることまである。
全然違うー！ 全然違うの！！
漫画が描けてもイラストが描けないこともあるし
イラストが描けても漫画が描けるとも限らないし
似顔絵もまた全然別技能なのー！
という具合にですね。
絵とひとくちにいっても色々あるんですよ。
で、絵が得意ならメイクもできるんじゃ…？
みたいなところもあるじゃないですか。
全然。全然ですよ。
平面に描くのと、立体に描くの、
まっさらなところから理想を描くのと、元ある形を美しく見せる技能、
色がない状態のところから色をつけるのと、そもそも色が存在するところにさらに色を重ねるのと、
質感を作り出すことと、もとある質感を計算して使うこと、
ああ～～～～全然！ 全然絵描きとしての技能が活かされない…っ！！！
だから私、メイク全然ダメでした。
立体をどう美しく見せていいかわらないし、
元の形の活かし方もわからないし、
元ある色の上に何を重ねていいかの見通しもできないし、
色々な質感を肌に乗せた後どうなるかの計算もできない。
メイクと自分の絵の技能が全然リンクしませんでした。
でも、絵が上手くなりたくて、骨格から勉強し直したんですね。
それで、フッと。
ノンビリ続けてきたシェーディングの知識と、骨格の知識が
ある日ガッチーとハマったんですよ…！！！！
あれ…？？？
これ…
ぴったりの色さえ見つかれば、私、シェーディングできるんじゃない…？？？
なぜか謎の自信がわきまして。
シェーディングのメイク動画を死ぬほど見ました。
理解できる。
むかしより全然理解できる！！！
つうか、オモローーーー！！！！
私はカラーより白黒の原稿を描いてきたので、シェーディングは色モノのアイテムよりも理解ができたのです。
盲点だった。
色モノよりも一般的に難しいと言われているシェーディングのほうが、理解が早いとは…っ！！！
そこで私のシェーディングアイテム探しが始まりました。
私の肌色は、青みと黄みが51:49。ギリギリブルベなので、
ザ・ブルベなシェーディングがハマるわけではないのです。
美容にお詳しい方の力をお借りし、自分の肌にぴったりのシェーディングカラーを突き止めました。
眉頭
イヴサンローラン クチュールコントゥーリング02
エラ削り
zoeva
鼻周り
フーミー ちっしゃ顔シャドウ
時間がないときはサンローランだけでも大丈夫です。
これらのカラーですと、私の顔でも沈まずシェーディングすることができました！
かなりシュッとします。
骨格のノイズを消して、理想の顔型に近づけるんですよ。
めっちゃ面白いです。
なんせ影は、日常的に扱ってるからね。
めちゃくちゃ触りやすいし、わかりやすいのよ。
ここから、また、メイクが好きになりました。
メイク下手なんだよーという絵描きの方。
ひょっとしてシェーディングのほうがお上手なのかもしれませんよ！
一回やってみてください！！
★楽天ルームです。購入品などをレビューしています。
★楽天ルームです。購入品などをレビューしています。
